2025/12/26 15:30
深く澄んだ紫が、静かに空気を支配する。
今回ご紹介するのは、Tweny.が提案する振袖と卒業袴のコーディネート。伝統的な意匠を土台にしながら、素材と引き算の美学によって、今の感性に寄り添う装いへと昇華させています。
主役となる振袖は、夜の帳が下りる直前の空を思わせる、奥行きのある紫。日本の色彩において紫は、古くから「高貴」や「精神性」を象徴する色とされてきました。けれどこの一着が放つ印象は、格式だけではありません。光を含んだ紫の地に、裾へと流れるように配された金彩の草花文様が、凛とした中にやわらかな余韻を残します。まるで秋の野に月明かりが落ちる瞬間を切り取ったかのような、静と動が共存する表情です。
この振袖に合わせたのは、Tweny.オリジナルのチュール帯。あえて“帯らしさ”を削ぎ落とし、透け感のある素材を重ねることで、装い全体に呼吸するような軽さを生み出しています。重厚になりがちな紫×金の組み合わせに、霧のような余白を差し込むことで、視線が自然と縦に流れ、洗練された印象へと導きます。
さらに帯締めには、あえてベルトを採用。和装の約束事から少し距離をとることで、装いに緊張感と現代性が加わります。革の質感がもつ直線的な強さは、柔らかなチュールや振袖の曲線美を引き締め、全体のバランスを整える役割を果たしています。
卒業袴のスタイルでは、このベルト使いを半幅帯としてアレンジ。黒の袴が持つ凛とした佇まいに、振袖の紫が静かに重なり、甘さを抑えた大人びた印象に仕上げました。足元にはブーツを合わせることで、装いに芯の強さを添えています。
色と素材、そして“帯”という存在の再解釈。
Tweny.が大切にしているのは、目立つための装飾ではなく、その人自身の輪郭が際立つこと。日本の美意識に根付く「間」や「余白」を意識しながら、一つひとつの要素を選び、重ねています。
成人式や卒業式は、人生の節目となる大切な一日。だからこそ、誰かの正解ではなく、自分自身が心地よくいられる装いを選んでほしい。
伝統を知り、敬いながらも、今を生きる感性で再構築する──それがTweny.の振袖・卒業袴スタイルです。
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